ブリュッセル、2024年4月3日 – 欧州連合委員会は、EU化粧品規則(EC) 1223/2009を改正する規則(EU) 2024/996の公布を発表しました。この規則改正は、EU域内の化粧品業界に大きな変化をもたらします。主な変更点は以下のとおりです。
4-メチルベンジリデンカンフル(4-MBC)の禁止
2025年5月1日より、4-MBCを含む化粧品のEU市場への流入が禁止されます。さらに、2026年5月1日より、EU市場内での4-MBCを含む化粧品の販売が禁止されます。
制限成分の追加
アルファアルブチン(*)、アルブチン(*)、ゲニステイン(*)、ダイゼイン(*)、コウジ酸(*)、レチノール(**)、酢酸レチニル(**)、パルミチン酸レチニル(**)など、いくつかの成分が新たに制限されます。
(※)2025年2月1日より、規定の条件を満たさないこれらの物質を含む化粧品はEU市場への流入が禁止されます。また、2025年11月1日より、規定の条件を満たさないこれらの物質を含む化粧品のEU市場内での販売が禁止されます。
(**)2025年11月1日より、規定の条件を満たさないこれらの物質を含む化粧品はEU市場への流入が禁止されます。さらに、2027年5月1日より、規定の条件を満たさないこれらの物質を含む化粧品のEU市場における販売が禁止されます。
トリクロカルバンおよびトリクロサンの改訂要件
これらの物質を含む化粧品は、2024年4月23日までに適用条件を満たしていれば、2024年12月31日までEU域内で販売を継続できます。また、その日までにすでに販売されている場合は、2025年10月31日までEU域内で販売できます。
4-メチルベンジリデンカンフルの要件の削除
4-メチルベンジリデンカンフルの使用要件が、付属書VI(化粧品に使用可能な日焼け止め剤リスト)から削除されました。この改正は2025年5月1日から施行されます。
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投稿日時: 2024年4月10日